とかち鹿追ジオパーク ジオサイト14

2つの鉄道の物語が交差する場所

交差橋台跡の調査

70年前まで二つの鉄道がこの場所で交差していた

ここはかつて鹿追町内を走っていた、北海道拓殖鉄道と河西鉄道が交差するために作られた交差橋台です。なぜ、こんな大掛かりな立体橋を作ってまで、この場所で交差させなくてはいけなかったのでしょうか?

当時の交差橋台(上が拓殖鉄道・下が河西鉄道)

この場所で交差した背景には、地形と人の営みの関係有り

河西鉄道はここの南側に駅をつくり、近くにある河原で水揚げされた材木を、清水に運んでいました。一方、拓殖鉄道は新得-上士幌間の高低差の少ない場所を選んで走りました。そのためこの場所で交差せざるを得なかったと考えられています。

基本情報

アクセス 鹿追市街から新得方面へ向かい車で約5分
鹿追農芸公園内 徒歩5分
駐車場 あり
備考 トイレあり

マップ

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