2023年、とかち鹿追ジオパークのエリア内から新種の鉱物「北海道石」が見つかりました。また、その産地周辺をブラックライトで照らすと黄色やオレンジに発光することが分かっています。ここでは、北海道石とその産地について紹介します。

北海道石を含む「然別火山群のオパール産地」

新種鉱物「北海道石」

北海道石は2023年1月に国際鉱物学連合に承認・登録された新種の鉱物です。鉱物の中でも珍しい有機鉱物という種類です。

北海道石は、鹿追町と愛別町で見つかっており、共通するものとして北海道という名がつきました。紫外線を照射すると大変美しく光ることから注目を浴びています。

(オパール及び北海道石はビジターセンターで展示しています。)

然別火山群のオパール産地

然別火山群の山中には北海道石を含むオパールが産出する場所があります。鹿追のオパールは、温泉水に含まれる二酸化ケイ素が沈澱・濃集して生まれたものです。かつての火山活動は、温泉と共に貴重な鉱物を作り出しました。

このオパール産地は、産出している範囲がとても小さく、学術的価値が高いことから鹿追町指定文化財に指定されています。現在は遺産保護のため産地には許可がないと立ち入りできません。

鉱物産地を守るということ

北海道石を含むオパール産地は、町の指定文化財エリア、国立公園及び保安林エリア内にあるため採取には許可が必要です。しかし、許可を取らずに採取する盗掘が度々みられています。この産地は、過去の火山活動や温泉活動を示すとても貴重なもので一度壊れると二度と戻りません。産地の破壊は地球が書いた日記帳を破り捨てることと同じです。とかち鹿追ジオパークは、この産地を保全する活動を行っています。

北海道石ってどんな石?

北海道石(ほっかいどうせき)は2023年に発見された新種の鉱物で、約6000種ほどある鉱物の中でも珍しい有機鉱物と呼ばれる種類の鉱物です。この鉱物の特徴はなんといっても紫外線という光を照らすと黄色く光ることです。

左の写真は紫外線をあてた北海道石が含まれるオパールの拡大写真です。石の表面の黄色くつぶつぶに光っている部分が北海道石です。この石全体はオパールで、北海道石はオパールの中に入っています。

とかち鹿追ジオパークビジターセンターには、北海道石以外にも紫外線をあてると光り輝く石を展示していますので、興味ある方はぜひご覧になってください。