ビジターセンターの団体での見学を希望の方はこちらをご覧の上、必ずお問い合わせください。

然別湖(しかりべつこ)は大雪山国立公園内 唯一の自然湖で、北海道で一番標高の高い場所にある湖です。
手つかずに近い自然の中で、さまざまなアクティビティや温泉・キャンプも楽しめます。

然別湖の山や森を訪れる際のお願い

然別湖周辺では、来訪者増による自然環境への影響が少しずつ顕著になってきています。今ある自然をこれからも楽しむことができるよう、自然に優しい利用をお願いします。具体的には以下のPDFファイルをご覧ください。ご協力よろしくお願い致します。

ナキウサギの観察や撮影について然別湖の山を訪れる皆さんへ

見て・感じて・楽しめる然別湖

北海道で一番高い場所にある天空の湖

←然別湖があるのはこちら。北海道のほぼ真ん中、大雪山国立公園の南東部、標高804mの山の上です。
 
「なぜこんな山の上にあるのか」というと、約6~1万年前の火山活動で、写真のふたつの山(東・西ヌプカウシヌプリ)や周りの山が誕生し、川の流れをせき止めてできた湖だからです。然別湖は太古の自然が作り出した、天然のダム湖とも言えます。

カヌー・カヤックで湖に漕ぎだし、湖の底をのぞいてみよう!

然別湖は国内トップクラスの透明度を誇る水がきれいな湖です。カヌー・カヤックで漕ぎ出せば湖底のゴツゴツした岩肌と、岸際から急に深くなるすり鉢状の湖の形が手に取るように分かります。
 
カヌー・カヤックの体験ツアーは、経験豊富なガイドが案内するので、初めての方でも安心して楽しんでいただけます。

山から然別湖を眺め、成り立ちに思いを馳せる

然別湖の周りは、白雲山・天望山(くちびる山)・南ペトウトルなど標高1,200mほどの山に囲まれています。頂上から然別湖が見下ろすと、川をせき止めて谷間に水がたまったことを物語る、入り組んだ湾の形が見られます。(写真は白雲山頂上より)
 
周辺の山は、登山口からの標高差が400~500m、2時間前後で登れるので初心者の方にもおすすめです。

厳しい寒さ+雪+氷を楽しむイベント『しかりべつ湖コタン』

然別湖は冬に完全結氷します。標高が高く、周りを山に囲まれているため気温が低く、氷の厚さは1m程にまで成長します。
 
そんな厳冬期の然別湖を楽しむイベントが『然別湖コタン』です。氷上露天風呂や、宿泊体験ができるアイスロッジ、氷の装飾が美しいアイスバーなど、楽しい冬がここにあります。

然別湖は外遊びの宝庫です

然別湖周辺は原生林に囲まれていて、ナキウサギ・クマゲラ・オジロワシ・シマフクロウなど貴重な野生動物が多数生息しています。他にも、川がせき止められたことにより独自の進化をとげたオショロコマ「ミヤベイワナ」は世界でここにしかいない固有種です。

然別湖は星空がとてもキレイです。強い光を放つ市街地から離れているし、標高が高く、周りを山に囲まれているので自然本来の暗さの中で、満点の星空を満喫できます。風がない凪の日には、星空が湖面に映る光景も見られます。

普段は禁漁で釣りができない然別湖ですが、年間50日だけ特別に釣りができる期間があります。固有種のミヤベイワナのほか、ニジマス・サクラマスを釣ることができます。(遊漁水域や人数、釣法など細かい規則があるので、関連リンクから公式ページをご確認ください。)