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ジオパーク的写真映えスポット 冠雪の鹿追最高峰を望む

鹿追町で一番高い山は、北の端、上士幌町との境界にあるウペペサンケ山です。頂上付近の稜線は東西2キロ近くあり、鹿追からは奥深くに屏風のように広がります。標高は1800メートルを超えていて、手前に見える然別湖周辺の山々よりも500メートル程高い計算になります。しかしながら、鹿追の平野部からみると、ウペペサンケ山の方が遠く、奥に位置しているので、然別湖周辺の山よりもやや低い高さに見えます。


※笹川地区から望むウペペサンケ山(中央右)。活火山の丸山を挟み、左端のニペソツ山へと連なる。

実は高さが違うことをはっきり示してくれるのが、冬のはじめの積雪です。手前の山が冠雪する前に、奥のウペペサンケ山が冠雪します。高い山は気温が低いので、雨ではなくて雪となりやすく、積もった後も融けにくいのです。また、ウペペサンケ山の山頂付近は森林限界を超える高さで樹木が少ないので、その白さが際立ちます。一面が白い本格的な冬の前に楽しめる、ひと時のコントラストです。

ウペペサンケ山まで見通しやすいのは、鹿追から笹川にかけてのエリアです。これからの時期、晴れた日にぜひ北の方へ目を向けてみてください。

本投稿は広報しかおい2021年11月号掲載「ジオパーク的写真映えスポット 冠雪の鹿追最高峰を望む」を再構成したものです。

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